「その人の事、好きなら
もう一度伝えてみたらどうかな!
本当に好きになった人だから
秋月君はこんな事したんでしょ?
それだけ苦しんだんでしょ?」


そう言った美桜に小さく微笑んで
秋月は行ってしまった。


「とりあえず、
秋月の事は解決だな。
あとは俺たちの仲直り。」


俺は美桜と向き合う形で立った。


「ごめん、ちゃんと話聞かないで。
それに元は俺のせいだし。」


「…ううん。私こそ
キスされてごめんなさい…。
正直油断してたの。
顔が可愛いから男の子として
意識してなかった。
ってこんなの言い訳だよね…。
ごめん。」


シュンと落ち込む美桜を抱きしめた。