小悪魔彼女×溺愛彼氏

斗真Side


”キスした”


そのワードが俺の頭を
ぐるぐる回って離れない。


泣きそうになりながら
謝る美桜を無視して置いてきてしまった。


今のこんな状況で、
まともに美桜と話せる自信がなかっただけ。


きっと理由があるはずなのに
聞いてやれなかった。


1時間目。
隣の席にいない美桜を心配しながら
そんな事を考えていた。


授業終了を知らせる
チャイムが鳴ってすぐに
姫野と颯人が教室を飛び出した。


美桜を探しに行ったんだろうな。多分。


2人の背中を見ながら
自問自答を繰り返す。


なんであいつとキスした?
無理やり?
避けることは出来なかったのか?
きっとそんな余裕ない。
不意打ちだったから仕方ない?
そうだよきっと。