小悪魔彼女×溺愛彼氏

「…あ、のね、
斗真に、嘘ついたの。隠し事。
それが、バレちゃって…。
もう、嫌われたかな…?」


自分で言っているうちに
どんどん悲しくなって、
右手にはめられたリングを見れば、
涙がまた溢れてくるのには十分だった。


「キス…されたの。
1年生の子に。それ、斗真に言えなかった…。」


されたのは、私の責任。
その後、どうして斗真に
言わなかったんだろう。


今さら後悔しても遅いのに…。


もらったココアを飲みきると同時に
1時間目終了のチャイムが鳴った。


このままじゃだめだ。
頭ではそう思うのに、
斗真に会うのが…怖い。


もし、今までの女の子に
向けていたような
冷たい目を見たら、私はきっと立ち直れない。