小悪魔彼女×溺愛彼氏

いつも先生に愚痴を聞いてもらっていた。


「どうしたの?」


先生の優しい声に涙が溢れた。


「…っう、ひっく…ふ…。」


「ほら、ティッシュ使って。」


ティッシュを受け取り
顔に押し当てる。


元々今日はメイクは適当だから
崩れようが関係ない。



しばらく泣き続け、
涙が止まるタイミングで
甘い香りが鼻をかすめた。


「はい、落ち着いた?」


前の机に置かれたのは
暖かいココア。
まだ、肌寒い日が続く季節に
ちょうどいい。


ごくっと一口飲めば
甘い味が口に広がって、
さっきよりも落ち着いた。


「ありがと…。」


「最近来てなかったから
寂しかったんだけど?」


理由も聞かず、
そう笑ってくれる先生の温かさに
また涙が零れそうだった。