数秒唇が触れた後、
振り返り、発狂している子達に向かって
言い放った。


「美桜に手出したら許さねぇから。」


その声はひどく冷たく、
怒りに満ちていた。


そんな斗真に誰も何も言えずにいた。


こんな状況にも関わらず
私は”嬉しい”
そう思ってしまった。