「ごめんて。
可愛いなって思ったの。マジで。」


そう言えば次第に赤く染まってゆく
美桜の白い肌。


「喜んだり怒ったり照れたり、
忙しいのな。」


「斗真のせいじゃんか!」


うん、それでいい。
俺しか見えなくなって
俺でいっぱいになればいい。



気付けばイルミネーションも終盤。


光の花畑エリアを抜けて
終了した。


「斗真ありがとう!
すっごく楽しかった~!
この後は斗真のおうちでゆっくりしようね~!」


ニコニコ上機嫌の美桜。


ゆっくり?
そんなのさせない。


抑えに抑え、
他愛もない会話をしながら帰宅した瞬間。
俺は美桜を優しくベットへ押し倒した。