小悪魔彼女×溺愛彼氏

「じゃあ、ぶらっとするか!」


颯人君が先頭を切って歩き始めた。


この辺は食べ歩きが出来たり、
出店が多くて長い時間楽しめそう。


「あ!ねぇあれ!射的やりたい!」


紙でお菓子が吊る下がっている
射的があった。


「美桜構えろよ。」


おじさんのご好意で
弾を5つも多くもらったから
10回も打てちゃう。


斗真に言われた通り
銃を構えると後ろから斗真が
支えてくれて密着。


…なんかドキドキ。


そのドキドキが伝わったのか


「照れんなっつの。
ほら、ちゃんと狙って。」


そう言われてしまった。


私は集中してもう一度
狙いを定める。


「打っていいよ。」