小悪魔彼女×溺愛彼氏

ちらっと外を見れば
美桜たちはそこにはいなかった。


「おい、颯人。
美桜たちいないからそろそろ来るぞ。」


颯人はさっきよりも黒い笑みを浮かべた。


相当楽しんでるな。



俺が颯人に言った後、
美桜と莉子ちゃんは思ったよりも
早く俺らの教室へやってきた。


午前で終わると言ったのに
連絡をしなかったからだろう。


今はもう12時30分だから。


2人が入って来た事を確認した俺たちは
目くばせで合図をし、
なりきった。


「なんでそんな遠くに座るの?
もっとこっちおいでよ。」


「笑った顔…可愛いね。」


甘い言葉に営業スマイル。
俺、美桜の事になれば何でもできるな。


女たちはみんな赤面して帰って行く。