斗真の部屋


「美桜…、さっきの今で怖い?」


斗真はすごく遠慮気味に触れてくる。


「ううん、斗真は全然違うよ?
あったくて私が大好きな手。」


斗真の手を取り
自分の頬へ重ねる。


目が合い微笑み合えば


「全部忘れて、俺の事だけ見て
俺に溺れて。」


甘い甘いキスが降ってきた。
角度を変えて何度も何度も。


強引なのにどこか優しくて
私はそれを受け入れる。


斗真に触られた場所は
次第に熱を帯びてゆく。


一度私からキスをすれば
しばらく斗真は私の唇を離さない。


下から見上げる斗真は
いつもより妖艶で




―――――――私は降り注がれる斗真の愛に溺れた。