小悪魔彼女×溺愛彼氏

宣言通り斗真は10分もしないうちに
戻ってきた。


「もっとゆっくりしてても
大丈夫だったのに。」


「俺が美桜といたいの。」


ソファに座っていた私を
後ろから抱きしめた。


「つめたっ」


斗真の髪から落ちた雫が私の顔に落ちた。


「髪、乾かしてあげる。」


斗真をソファの前に座らせて
ドライアーON。


「髪サラサラ~!」


染めてるのに傷みなんて全くなくて
指がスーって通る。


「いいなぁ、この髪色。」


斗真の髪は私好みの茶色。
すっごく綺麗。


「じゃあ、染める?
まだ染粉残ってるけど。」


私の声が聞えてたのか。


「染める!」


お風呂に入った事なんて
お構いなしだ。