小悪魔彼女×溺愛彼氏

「莉子…、どうしよう…。」


私の泣きに負けたのか
一緒に考え始めてくれた。


「まぁ、悪い方がごめんなさいってして
いいよって許すのが一番簡単だけど、
そういう問題じゃないしね。今回。」


コクコクと頷く。


「まぁ、まずは美桜がちゃんと
斗真君の話を聞くべきじゃない?」


確かに…。
私追い返しちゃったし
酷い言い方した…。


私が落ち込んでるのを悟ったのか


「それを謝って、何があったか聞いてみな。
冷静に!ね?
どっちかが冷静じゃないと
話は進まないから。
それに、斗真君なら
絶対大丈夫だよ。」


最後にニコッと笑った莉子が
すごく大人に見える。
莉子、ありがとう。


「さっき追い返しちゃったばっかだけど
斗真に会いに行ってくる…。」


「うん、仲直りは
早い方がいいからね!」


莉子に背中を押してもらい
斗真の家へと走った。