「と…うま?」


俺の後ろには美桜が立っていた…。


「美桜…っ」


俺は慌てて珠理を引き離し距離を取る。


「美桜、これは違くて…」


必死に言い訳を考えている。
俺、ダサいな。


「うん、大丈夫分かってるから。」


口角を上げ
笑っているつもりなんだろうけど
その笑顔はとても引きつっていて
無理をしていた。


そのまま美桜は珠理の前に立ち


「斗真は…、私の彼氏。
もうあなたの物じゃないの。
これ以上、近づかないでくれる?」


そう言った。
そのまま美桜に手を引かれ公園を出た。



「これで終わらないんだから…」


珠理がそう呟いていたことも知らずに___