数秒の沈黙が続いた。
そして先に今にも泣きそうなちとせが話しかける。

ちとせ「あ、あかりちゃん。会いたかった…」

灯莉「や、薬師丸さん。ど、どうして泣きそうなの…」

ちとせ「ごめんなさい…あの時以来だったから…」
「私、何も出来なくてごめんなさい…」

灯莉「あ、あかりなんの事か覚えてないよ…汗」
「そ、それより薬師丸さん生徒会はどうしたの?」

ちとせ「生徒会にはもう行きました。明日から活動するみたいです。」

灯莉「そっかぁ。じゃあ今日はもうフリーなの?」

ちとせ「はい。」

灯莉「なら!薬師丸さんも一緒にスイーツ食べに行こっ!」

ちとせ「いいんですか…?」

灯莉「うん!もちろん♪」

ちとせ「ありがとう。あかりちゃん。」

先程とは違い、和やかムードで話す2人だった。
が、雫はちとせを睨みながら1人呟いた。

雫「…私は許してないから。」