雨宿り〜大きな傘を君に〜


指を絡めたまま、先生は私の頭を撫でる。


「俺はハナちゃんのーー過保護な兄であり、どんなことも話せる友人であり、永遠の恋人だよ」





"それじゃぁ俺が、君の家族に友人に。
ーー恋人になる"


その言葉にひとつの嘘もなかったね。
最初から温かい言葉で私を包み、守ってくれた。




先生の手が止まり、そっと額に口づけがおとされた。


額に頰に、首筋に。


甘く、優しい行為に酔いしれる。




「君を愛してる」



そう囁いた先生と目を合わせ、微笑み合う。




ひとりぼっちの私はもう、いない。











雨宿り〜大きな傘を君に〜(完)





拙い文章ですが最後までお付き合い頂けた方がいらっしゃいましたら、とても嬉しいです。
今が苦しくてもいつかは幸せになれる、そんな私の願いを込めて書いたお話です。本当にありがとうございました。

2019/01/06