『陽菜ちゃんと、付き合ってるんじゃない、の?』 わたしにはそう聞くのが精一杯で。 桐谷くんは言った。 『付き合ってないよ。 確かに仲は良いけどなんでも話せる女友達、って感じかな。』 その言葉を理解することがどうしても出来なくて、わたしは思わず走りだした。 後ろからわたしを呼ぶ桐谷くんの声が聞こえたけれど振り返る余裕もなかった。