5.友達関係 月曜日、教室のドアを開けたときいつもと違う視線に気がついた。 わたしを見ながらこそこそと話をしているクラスメイト。 この雰囲気には覚えがある。 いじめにあっていた中学生のとき、クラスメイトが小声でわたしの悪口を言っていたあのときと同じ。 気にしないでおこうと自分に言い聞かせながら席に着いた。 本を読もうと思っても周りの視線が気になって集中することが出来ない。 早く直人くんが来たらいいのに。 話は出来なくても同じ空間にいるという事実だけできっと落ち着けるのに。