ふたりごと


おじいちゃんは俺の話には答えずに言った。

「わたしの部屋に誰かが入ろうとするとミルクが鳴くんだよ。

教えた訳でもないのに、賢い子なんだ。

そして、わたしは君のことも賢い子だと思っている。

もう遅い、ベッドに帰って寝なさい。」