おじいちゃんの部屋の前にたどり着いたとき、ひどい罪悪感に襲われた。 人の部屋に勝手に入るなんて泥棒と一緒だ、そんな行為を今自分がしようとしている… でも自分が手品を出来るようになるための方法が隠されているかもしれない、と考えると入りたくて入りたくて仕方がなかった。 葛藤のすえ、俺は扉を開けた。 自分の欲望に負けたんだ。