計画は万全だった。 おじいちゃんは夜はいつも俺たちと同じ大きな部屋で寝ていた。 だから夜、おじいちゃんの部屋には誰も居ないんだ。 就寝時間が過ぎておじいちゃんが見回りをしている間中ずっと寝たふりをしていた。 ベッドの暖かさに思わず寝そうになったりもしたけれど、一生懸命起きていた。 おじいちゃんがベッドに入り寝息をたてたのを確認して、俺はベッドを抜け出した。