さっきまで落ち込んでいた自分が嘘のようだ。

直人くんは謝るわたしを気づかって言ってくれただけかもしれないけれど、昼休み以外の時間を一緒過ごせると思うと、うれしくて仕方がないわたしがいた。

『明日の11時、駅の前で待ってるね』

わたしはその言葉に大きく頷いた。