『面白い話じゃないよ』 ははっと笑う彼を見て、わたしは聞いてはいけないことを聞いてしまったのだろうと感じた。 話を聞いてもらえて、同意してもらえたからって、調子に乗って、わたし、ばかみたい。 『ごめんね、なんか…』 謝るわたしに彼は少し慌てた様子で違う違う、と言った。 『ほんとうに面白い話なんかじゃないんだ。 それでも聞きたいと思ってくれるなら、明日土曜日だしもしよかったらどこかに出かけない? 少し長くなるから昼休みじゃ話終わんないと思うんだ』