彼が指を鳴らしたと同時に、ヒュンっという音がした。 そしてその次の瞬間彼の手に白い鳥が止まっていた。 わたしが今日の朝、窓の外に見たあの白い鳥だ。 『これ、俺のパートナーのミルク。』 彼は誇らしげにいう。 『え…パートナーって、なんの?』 わたしは思わず聞いてしまった。