──もしもう一度最初から時間を戻せるなら戻りたい"君"とまた出会って...──
「...桜....」
そこは、西校舎と東校舎を繋ぐ渡り廊下。
その廊下からは中庭に咲く一本の大きな桜の木があった。
手を伸ばすと桜の花びらが手のひらに着地する。
「...綺麗なハート型...」
今年の春、私 西條 日向は坂の上に立つ桜ノ宮高校に入学した。
高校の制服がすごく可愛くて、ずっと憧れていた。
入学できたのは嬉しいけどその制服はまだあまり着こなせていない。
なんか、ちょっと恥ずかしいな。
私はキョロキョロとまわりを確認して中庭にはいる、桜の木にすがる
この時期は温度が心地良く温かいだからすごく...
「...眠たいな....」
私は力が抜けたようにまぶたを閉じるとすぐに深い眠りへと落ちていった...
どのくらい眠ていたのだろう、目が覚めるとまわりはひとけもあまりなく薄暗くなっている。
「...やば...」
起き上がろうとするとドスという鈍い音が聞こえた。
何.....
私は音のした足元を見てみる。
「なっ...大丈夫ですか」
足元には男子が眠っていた。
よく見ると、綺麗な黒髪...
肌も白いし、眠っているが顔もかなり整っている。
「...んぅー....何?」
そう言ってちょっと不機嫌そうに目を覚ます彼。
「あなたが倒れていたから...」
「倒れてない、君もここで眠てたでしょ....」
そうだけど...
「あーもしかして、君の膝の上で眠ってたから気にしてんの...」
えっ、
今この人なんて言った!?
膝の上?.....私の!?
「あっ......」
すると彼からははてなが浮かび出ているのがわかる
「あ?」
「あっ...あなた変態なの?」
「...桜....」
そこは、西校舎と東校舎を繋ぐ渡り廊下。
その廊下からは中庭に咲く一本の大きな桜の木があった。
手を伸ばすと桜の花びらが手のひらに着地する。
「...綺麗なハート型...」
今年の春、私 西條 日向は坂の上に立つ桜ノ宮高校に入学した。
高校の制服がすごく可愛くて、ずっと憧れていた。
入学できたのは嬉しいけどその制服はまだあまり着こなせていない。
なんか、ちょっと恥ずかしいな。
私はキョロキョロとまわりを確認して中庭にはいる、桜の木にすがる
この時期は温度が心地良く温かいだからすごく...
「...眠たいな....」
私は力が抜けたようにまぶたを閉じるとすぐに深い眠りへと落ちていった...
どのくらい眠ていたのだろう、目が覚めるとまわりはひとけもあまりなく薄暗くなっている。
「...やば...」
起き上がろうとするとドスという鈍い音が聞こえた。
何.....
私は音のした足元を見てみる。
「なっ...大丈夫ですか」
足元には男子が眠っていた。
よく見ると、綺麗な黒髪...
肌も白いし、眠っているが顔もかなり整っている。
「...んぅー....何?」
そう言ってちょっと不機嫌そうに目を覚ます彼。
「あなたが倒れていたから...」
「倒れてない、君もここで眠てたでしょ....」
そうだけど...
「あーもしかして、君の膝の上で眠ってたから気にしてんの...」
えっ、
今この人なんて言った!?
膝の上?.....私の!?
「あっ......」
すると彼からははてなが浮かび出ているのがわかる
「あ?」
「あっ...あなた変態なの?」