久保田君は
まだ少し濡れている上着を着て
玄関へ向かった。

帰る、ってことですね。はい。


久保田君を追いかけて
玄関に向かう。

「では、お邪魔しました」

ぺこり、と礼儀正しく頭を下げ
玄関のドアを開ける。