逢っちゃった・・

逢えちゃった・・・



久保田君が私の手を離し、
隣に座る。




ドクンッと、心臓が跳ね上がり、
危なく私も飛び上がりそうになった。



ドキドキがうるさすぎて
周りの声が
聞こえない・・


なんで・・

なんで急に・・



静まれ・・・静まれ、心臓!




「ほんとに、この噴水は
 いつも突然わきあがりますね」


『うん』




久保田君だって
いつも突然現れる…