『凛~!』 私はさっと木の裏から飛び出して 久保田君の名前を大声で呼んだ。 ”凛~”なんて。 恥ずかしくて顔から火がでそうっ 久保田君が。 久保田君と”奈央”の視線が 一斉に私に集まる。 負けるな、私!