「早く帰れ。大樹」 ビク! 流星の声に、ビクッと身体が跳ねた。 「はいはい。じゃ、流星さん。また夜に」 「あぁ」 大樹はヒラヒラと手を振りながら、背を向けて歩いて行ってしまった。 「…」 その背中を見つめ、さっき言われたことを思い出す。 "…こんなガキよりも、シャンパン入れてくれる客の方がいいのに。流星さん、何考えてんだか" 「…」 そんなの… 「…」 そんなの… 「…」 私が知りたいわ!!!!