「なっ…昼飯は!?」
昼飯!?
「え…食パンたくさんあるから、焼いて食べましたけど」
起きてすぐに、昼ご飯の話?
「ば…何で起こさないんだよ!?昼飯、食べに行くって言っといたじゃねぇか!」
「だって、ぐっすり寝てたし…」
「起こせよ!」
人ん家で勝手に寝といて、何で私が怒られるの!?
流星の勝手な言い分に、ムスッとしてしまう。
「別に、昼ご飯食べに行くなんて約束してないし」
それに勝手に来といて、人の布団で勝手に寝といて、何で私が怒られなきゃいけないの!?
流星の顔を見ているのも嫌で、顔を横に向けた。
もう!
本当に!!自分勝手というかー…
「おい」
グイ。
「!」
顎を手で持たれ無理矢理、顔を正面に向けさせられる。
正面を向くと、流星と目が合った。



