真っ赤な顔を冷ますようにお茶を飲みながら奈津は花瀬名雄とのやりとりについて聞いてきた。
あ、話しを逸らしやがった奈津め。と思いながらあれからの花瀬名雄とのやりとりを全て奈津に見せながら話した。
「会ったら話すって…羽流どうするの?」
「どうするも何も会えないよ…」
「引きこもってるから?」
「うん」と言う私に「引きこもってなかったら会ってたの?」と奈津が言った言葉に直ぐ様「引きこもってなかったら学校で会ってたっしょ」と言った。
「あ~それもそうか!あ、じゃあ家まで来てもらう?」
「絶対嫌。無理」
「羽流さ、それ会えないんじゃなくてもはや会うつもりないじゃん。あはは」
「だから、その続きちゃんと読んだ?」
ー嫌です。会いたくありません。
ーじゃあ教えない
ー教えて下さい
ー嫌です。教えません。
「まあこうなるわな~」
奈津はそう言いながら鼻で笑っていた。
