「莉奈おはよ!」


教室に入ると、風夏はもう学校に来ていた。


「え!?莉奈どうしたのそのクマ!寝不足?」


私の顔を見た風夏は驚きの表情でそう言った。


「そ、そんなにクマ目立つ?ちょっと昨日はあんまり寝てないんだよね」


「うん、結構目立ってるよ。まじ?寝ないで何してたの?」


テスト中寝てた罰として課題を出された…なんて恥ずかしくて言えない。


「えっと、ゲームしてたかな?」


咄嗟に出てきたゲームという言葉を使って嘘をついてしまった。


「そうなんだ!ゲームもほどほどにしなよ?」


風夏は私のことを心配してくれた。優しすぎるって…