ある日の休日。




私と琉偉は、家具屋さんに来ていた。





「おー、これ可愛い!ね、柚。」




「ホントだー!」




家具を見ているだけでもワクワクするのに、この先の生活を考えると、この上なくニヤニヤしてしまいそう。




「…さて、色々買ったし、最後にアレ見に行く?」



「う、うん…」




琉偉の言う“アレ”とは…






「こ、こんなに種類があるんだ…」




ベッドのことで。





ベッドと言っても、ダブルベッドのことで。





そう…




私たち、ついに同棲を始めることにしたのです。