「も…ダメ……」
「その顔が俺を煽ってるってこと、理解してる?」
「え…ひゃあっ…あっ…ん!!」
突然耳元で囁かれると同時に、身体の中に感じた琉偉の熱。
琉偉の背中に腕を回し、必死にしがみつく。
「………はぁっ…」
気をぬくと漏れてしまいそうな恥ずかしい声を我慢していると、琉偉がフッと笑う。
「柚はいつも声我慢するね。俺はもっと聞きたいんだけどな。」
「えっ…」
チュッと軽くキスを落とした琉偉の唇が、耳元に移動する。
「声…我慢しないで…」
ゾクリと全身に電気が走るような感覚。
琉偉と身も心も繋がったような感覚。
「あっ…やぁっ…!!」
ここまで追い詰められてしまったら、もはや逃げ場もなく。
とことん、目の前のいいオトコに溺れていくんだ。

