ハツコイ 2


「も…ダメ……」




「その顔が俺を煽ってるってこと、理解してる?」





「え…ひゃあっ…あっ…ん!!」






突然耳元で囁かれると同時に、身体の中に感じた琉偉の熱。




琉偉の背中に腕を回し、必死にしがみつく。





「………はぁっ…」




気をぬくと漏れてしまいそうな恥ずかしい声を我慢していると、琉偉がフッと笑う。




「柚はいつも声我慢するね。俺はもっと聞きたいんだけどな。」




「えっ…」





チュッと軽くキスを落とした琉偉の唇が、耳元に移動する。





「声…我慢しないで…」




ゾクリと全身に電気が走るような感覚。





琉偉と身も心も繋がったような感覚。





「あっ…やぁっ…!!」





ここまで追い詰められてしまったら、もはや逃げ場もなく。





とことん、目の前のいいオトコに溺れていくんだ。