「それにしても、倉科は本当にモテるね。」 「酔っ払った人からの声かけは、ノーカウントですよ…」 「はは、そっか。」 安原さんとこんなに話したの、いつぶりだろう。 安原さんから告白されて、部署を異動して、琉偉と再会して付き合って。 いつのまにか、気まずくて避けてしまっていたけれど… こうして変わらず接してくれる安原さんは、本当に大人だなあって思う。 そんな風に思っていると、安原さんがお酒を飲み干した後、私を見た。 「安座間とは…順調?」