数日後、副社長の鈴木さんに呼ばれて、会議室に行くと何名かのスタッフが集まっていた。


  それぞれの部門でのデキる先輩方が多く抜擢されたみたいだ。


  副社長が全員集まったのを確認すると、いつも以上に低く重厚感ある声で

  「君たちには、VIPの結婚式を担当してもらうことになった。

 急きょ入ったため、あまり時間はないが全力で取り掛かったもらいたい。

   何か質問がある者はいるか?」