この身も身体も、あなたのものにしてください。


 「ふふふ、櫻井さんは、お酒が入るとにやけてしまうのかな?」

  と副社長は全て私のことを見透かしたように微笑をたたえていた。


「そんなことないですよ~。副社長にこのような素敵なお店に連れてきていただいて嬉しくて、思わずにやけてしまったんです~。」


 と私も、少しお酒の力を借りて好意があることを伝えてみた。