この身も身体も、あなたのものにしてください。



  そう短く書かれたメモを、さりげなく渡した副社長は、微かに微笑んでいた。


 私は、一瞬びっくりしたものの、すぐに仕事モードに切り替えて、その日の業務を終了した。



 前は、この結婚式が終わったら、ごはんに行こうと言ってたけど

どうしたんだろう。まさか私がなにかやらかしたのだろうか。