この身も身体も、あなたのものにしてください。



  その様子を自分の部屋から、眺めていた副社長の鈴木は


  「櫻井さん、よく頑張っていたな。

  あの有明さんに、しごかれていたからか。

  入社した時から、随分成長したものだ。

   2人が帰られたら、労いにでもいくか。」

  と、ずっと櫻井さんのことが気になっていた。