この身も身体も、あなたのものにしてください。



  すごくオトナの余裕を纏わせた副社長は、とても妖艶で多くの部下から慕われ好意を持たれるのが、こうして逢いまみえて、よくわかる。


   こんな素敵な男性が、いまだに独身だんて本当に信じられない。


   「いえ、とんでもありません。
 
   ものすごく嬉しいですし、一生懸命に頑張らせていただきます。」


  これから私は、副社長のことを孝汰さんと心の中で呼ぶことにしよう。