高校が終わってから、すぐ帰った。
私は今、母方のおばあちゃんと二人で暮らしている
母は私を置いてどこかへ行った。
唯一私が家族と思えるのは、おばあちゃんだけだ。
おばあちゃんだけは、いつも隣にいてくれた。
おばあちゃんはもう歳で働くことが出来ないので私がバイトをかけ持ちして自分の分を出している。
それに、おばあちゃんには年金があるから、何とか生活出来ている。
バイトをかけ持ちしたりするのは大変だけど、帰るとおばあちゃんが「おかえりなさい」と言ってくれるので頑張ることが出来る。
それに、私の唯一の友だちの結がいてくれるので、毎日生きていける。

結とは、幼稚園の年長さんからのつきあいだ。
年長さんからのつきあいと言っても、仲良くなったのは小学校高学年で性格が合ったのか、一緒にいることが多くなった
結は、とても小柄な美人だ。
それにとても優しい
友だちもすごく多い
私なんかの親友で良かったのだろうかと時々思う
私は、運が良かったのかもしれない
こんかけがえのない二人がいるから

だから、私はこのままでいいと思った