『あはっ☆だって、キモかったんだもん!』
だって、あれ語尾に♡ついてたよ!?
気持ち悪いでしょ!
「はぁ。いいよ。担任呼ぶからちょっと待って」
ーーーピーンポーンパーンポーン
「海景ミカゲ至急、理事長室来い。早く来ないと...ね、分かるよね?5秒だよ?ごーよーん、さーん、ゼロ」
ーーガチャ
「おいおいおいおいおいおい!!!!5秒はキツいし、今ゼロにとんだよな!?」
「数えることに飽きました」
「ったく、お前な!」
「そんなことより、そこにいる転入生お前の生徒だからよろしくな」
そして、海景と呼ばれた人と初めて目が合う...
そして、すぐに目を逸らした私。
人の目を見られないんだ。怖くて、苦しくて、見てられない。
「おぅ!転入生さん、よろしくな!」
『.....っ...』
声、出ない。
仕方がなく、お辞儀だけしておいた。

