次の日、いつもよりも早く目が覚めた私は、お父さんの分の朝食を机に置いて家を出た。


かなり時間は早いけど、早く着きすぎたら学校で勉強しよう。


外は、暦上ではもう春だというのに、まだ寒かった。


こんなに早い時間でも、都会は人通りが多い。


駅のホームに着いて、私は1人で電車が来るのを待った。


流石に、この時間に女子高生はいない。


…あれ?


その時、見た事のある後ろ姿が見えた。