生きよう

ただ僕は、助けたくて……犬の元へ必死に走って行ったんです……。

「その行動は…また死ぬ瞬間を見たくなかったからなのか……。
僕でも、命を助ける事が出来ると思ったからなのか……分からないですが…」

「だからって、お前が死んでどうする!!!」

怒った顔のおじさん。

「すいません……」

糸さんに能力を使わせる事になってしまって……。