生きよう



「3回能力を使ったのに……糸さんは死ななかったんですね……」

僕はベッドで眠りについた糸さんを見る。

「ああ……」


事故後……。

『糸!!
お前、まさか能力を…』

『使った……。けど、何で?
私……死んでないよ? 能力を使えなかったって事? 斗の寿命だったって事? どうしよう……。どうしよう…おじさん…』

『落ち着け! 糸!!
俺が確認する……』