僕は糸さんと手を繋ぎ、糸さんの家であるキャンピングカーに向かって森の中を歩いていると、必死で走っていたおじさんに会いました。

「おじさん……」

おじさんは糸さんを確認すると、足を止め、僕を見た。

「……ありがとう……。
糸を……止めて……くれて……」

「止めますよ……。
僕にそう…頼みましたよね?」