本当は大丈夫じゃないかもしれない……。

でも、一人で帰りたかったんです。

どうしてそう思うのか……分かりませんが……。


僕は帰り道でしゃがんでいた女の子の後ろ姿を見て、その女の子の右腕を掴みました。