僕にとっても……。

「斗!!!」

「…何ですか?
支野……」

隣に居るのに、僕の名前を大声で呼ぶなんて…。

「良かったぁ…。
事故に遭ってまた前の斗に戻ったのかと思ったぁ……」

「戻ってないですよ…」

僕はどうやってただ生きるのを止めれたんでしたっけ?