あんたなんか産まれて来なければよかったのに!
    そういわれて生き続けてきた。

   
    言葉の凶器によって
    じわじわと齲われていく私の心は、
      限界を迎えていた...

私は、高校二年生
        栢山  麗  (かやま  うらら)
  父は亡くなり、母からは虐待を受ける日々を送る
    
  だけど、自分をかわいそうだなんて今さら思わない
  
   早い頃から対処しなかった、自分の責任。
  
    今までずっとそう言い聞かせてきた。