よかった、断られなくて・・・。
ホッとしたら力が抜けて、大きく息をはいてしまった。
それをため息と勘違いしたらしい菜々美が、俺から飛び退いた。
「わっ、ごめん! 重かったよね」
「いや、違う。力が抜けただけ」
否定したけど、信じてなさそうな顔をする菜々美。
「断られたらどうしようって、緊張してたから」
「ひろ君も緊張するんだ・・・」
菜々美が意外そうな顔をした。
菜々美はたまに、俺の事スーパーマンだと思ってるんじゃないかと思うフシがある。
「そりゃするよ」
立ち上がりながら、手を引いて菜々美も一緒に起こす。
「またひとつ、ひろ君の事知れた」
なぜか嬉しそうにしている菜々美。
その手に大事そうに持っている箱を取って、指輪を菜々美の左薬指にはめた。
ホッとしたら力が抜けて、大きく息をはいてしまった。
それをため息と勘違いしたらしい菜々美が、俺から飛び退いた。
「わっ、ごめん! 重かったよね」
「いや、違う。力が抜けただけ」
否定したけど、信じてなさそうな顔をする菜々美。
「断られたらどうしようって、緊張してたから」
「ひろ君も緊張するんだ・・・」
菜々美が意外そうな顔をした。
菜々美はたまに、俺の事スーパーマンだと思ってるんじゃないかと思うフシがある。
「そりゃするよ」
立ち上がりながら、手を引いて菜々美も一緒に起こす。
「またひとつ、ひろ君の事知れた」
なぜか嬉しそうにしている菜々美。
その手に大事そうに持っている箱を取って、指輪を菜々美の左薬指にはめた。