「え・・・?」
小さく目と鼻、口が付いていて。少し大きさの違う、ふたつの丸。
そっと触れると、冷たいーーー本物の、雪だるま。
「雪だぁ・・・!」
本物の雪に触れた事で、思わず声を上げてしまった。
隣を向くと、ひろ君が優しい顔で私を見ている。
「今年もホワイトクリスマスにはならなかったからな。せめて、と思って」
私と目が合うと、プイッと前を向いてしまった。
こんな事、してくれるなんて・・・。
「ありがとう・・・」
さっき止まった涙が、また目にたまっていくのがわかった。
今まで、サプライズなんてしてもらった事なかったのに。
最後、だからかな・・・?
なら、最後に泣き顔ばかり見せちゃダメだ。
ちゃんと、ひろ君の気持ちを聞いて。
時間がかかるだろうけど、受け止めなきゃいけないんだ。
小さく目と鼻、口が付いていて。少し大きさの違う、ふたつの丸。
そっと触れると、冷たいーーー本物の、雪だるま。
「雪だぁ・・・!」
本物の雪に触れた事で、思わず声を上げてしまった。
隣を向くと、ひろ君が優しい顔で私を見ている。
「今年もホワイトクリスマスにはならなかったからな。せめて、と思って」
私と目が合うと、プイッと前を向いてしまった。
こんな事、してくれるなんて・・・。
「ありがとう・・・」
さっき止まった涙が、また目にたまっていくのがわかった。
今まで、サプライズなんてしてもらった事なかったのに。
最後、だからかな・・・?
なら、最後に泣き顔ばかり見せちゃダメだ。
ちゃんと、ひろ君の気持ちを聞いて。
時間がかかるだろうけど、受け止めなきゃいけないんだ。

