「ん」
リビングに着いたところで、カッターを渡され、箱を開けるよう促される。
いつもふたりで並んで座る、リビングのソファの前の机に箱を置く。
その前に座り、渡されたカッターでガムテープに切り込みを入れたものの、怖くてなかなか箱を開けられない。
そんな私を、黙って隣でジッと見ているひろ君。
しばらくそのまま固まっていたけど、ひろ君からの痛いぐらいの視線に耐えかねて。
意を決して、でも目をギュッと瞑り、箱を開いた。
「いつまで目、瞑ってるの」
箱が開いたのはわかっているけど、怖くて、今度は目が開けられない。
目を瞑って開けない私の頭に、ひろ君の手が乗せられた。
安心させるように、ゆっくりと髪を撫でられる。
ひろ君にもう一度促され、恐る恐る目を開けるとーーー。
リビングに着いたところで、カッターを渡され、箱を開けるよう促される。
いつもふたりで並んで座る、リビングのソファの前の机に箱を置く。
その前に座り、渡されたカッターでガムテープに切り込みを入れたものの、怖くてなかなか箱を開けられない。
そんな私を、黙って隣でジッと見ているひろ君。
しばらくそのまま固まっていたけど、ひろ君からの痛いぐらいの視線に耐えかねて。
意を決して、でも目をギュッと瞑り、箱を開いた。
「いつまで目、瞑ってるの」
箱が開いたのはわかっているけど、怖くて、今度は目が開けられない。
目を瞑って開けない私の頭に、ひろ君の手が乗せられた。
安心させるように、ゆっくりと髪を撫でられる。
ひろ君にもう一度促され、恐る恐る目を開けるとーーー。

